2017年10月20日金曜日

MLM企業の口コミの実態について

MLM企業に関して、日本ではよく批判的な口コミなどの情報が出回ることが多いです。その理由は情報を提供している自身がネットワークビジネスをやったことがあって、うまくいかなかったことを肯定するためにおこなっていることが多いです。自分に出来なかったことは他人には成功してほしくないなどの心理から批判的な情報を流していることもあります。

他にも批判的な情報を提供しているサイトは最後まで見ていくと大体が違うネットワークビジネスに誘導する仕掛けになっています。これも人の心理状態に不安を与えてからもっと安心で簡単に成功出来るという感情を与えた後に取り込もうとする方法の一つです。もう一つは自分が探している情報の場合で、挑戦しなくて良い理由や失敗をしたくないためにやらなくて良い理由、うまくいかない理由を見つけることで自分を正当化させたい心理状態だと否定的な口コミを探しやすくなります。

MLM企業で実際に成功した人の口コミでは、成功した人からだと悪い評判や怪しいことを聞いたことがないのが一般的です。アメリカや日本の大学だとマーケティングや組織論の研究テーマとして取り組んでいる機関も多数あります。大企業のマーケティングでは多額の広告費をかけて購買を促していきます。宣伝には様々なものがありますが、中でも費用は安くても効果が高いのがプロ野球チームで、球団ならシーズン中やオフなども色々なメディアで話題になって自社名を宣伝できるためです。大企業は常に露出することを意識して自社アピールのために宣伝費に高額な資金を使っています。

それに対してMLM企業は口コミのマーケティングで、広告宣伝費用を使う代わりにそれを報酬として還元できます。これだと年収数億の成功者も出てきます。ただ、これを愉快に感じてないのがCMや広告を作っている会社などで、宣伝会社にとっては得にならない存在になります。最近はこれに考慮してイメージアップを図っているMLM企業もあります。

組織論的な観点からネットワークビジネスを研究している理由に、どうしたら健全で理想的な組織を作れるかがあります。このビジネスは自分が努力した分だけ報酬が正当に支払われて成功すると賞賛されます。ただ、努力しても思ったような結果が出なかったときに批判を擦る人はこのビジネスの仲間にはいないです。ノルマがないために何をしない場合でも文句も言われません。

成功することを本気で望んでいるときはサポートする人が寄りそって応援してくれます。このビジネスは自分が紹介した人の仲から成功者が出ない限りは自分のタイトルも上がらない仕組みのためです。一般的な会社だとこのような構築は現実的ではなく、ビジネスや人生を勝負事に捉えている人とは特に意見が食い違ってきます。

このビジネスは詐欺でもなく、悪い評判なども信憑性が低いといえます。今の現状に満足している場合は過去の辛い経験も必要だと考えますが、現状に満足できない場合は過去の経験は最悪と捉えます。このビジネスが詐欺か、または最高なのかは自分自身がどのように意味を捉えて良い結果を残していけるかによって違ってきます。