2020年5月22日金曜日

口コミでネットワークを広げたMLM企業

MLMとはマルチ・レベル・マーケティングの略で、アメリカで使われている言葉ですが、最近では日本でも使われることが多くなりました。MLMはネットワークビジネスのことで、ネットワークビジネスの歴史はまだ浅く発展途上です。1930年代にアメリカで生まれたこの仕組みは、店舗を持たず消費者の住居を訪問して契約などを行う販売方法です。
商品の購入者を販売員として起用し、その販売員がさらに他の人を販売員として起用することができ、購入者が多階層の販売員組織を形成しながら、商品の販売活動を行います。販売員は出来高制で報酬をもらうので、ピラミットの上位にいる人は下の販売員が増えるほど高収入を得られます。
ねずみ講やマルチ商法と一緒だと思う人が多いと思いますが、マルチ・レベル・マーケティングのマルチは、マルチ商法とは全く違う意味です。ねずみ講やマルチ商法は製品の流通がない犯罪行為のことで、流通する商品がないので金銭だけを目的とした組織で作られています。最後には破綻に追いやられて、たくさんの被害者を出すので日本では法律で禁止されています。
以前は知り合いも勧誘されて困っていたようですが、最近はそういった話は聞かなくなりました。一時的にブームが去っていたようで、ねずみ講に対する取り締まりも強化されていたからだと後で知りました。
最近では、スマートフォンやSNSの普及でMLM企業が増えており、美容や健康商品だけではなくあらゆるジャンルのビジネスが行われています。製品の良さを口コミで伝えることで集客効果があり、商品が購入されます。
インターネットを活用して口コミで行うビジネスは、ネットワークが広がり、誰でも起業することができます。副業で起業する人や主婦など、家で気軽にできますが、正しい知識を身に付けて行うことが大切です。