MLM企業とはマルチレベルマーケティングで製品やサービスの販売を促進する企業の事です。マルチレベルマーケティングとはテレビコマーシャルや雑誌等に広告を出して、製品やサービスの販売を促進する方法と違って、製品やサービスを実際に利用している顧客に口コミで紹介してもらう方法です。紹介者には報酬を企業側が支払うので、企業としては販管費をかけるのは同じです。しかし実際の利用者に紹介してもらって、さらに成果報酬なので企業としても大きなメリットがあります。
マルチレベルマーケティングは提供側の企業が自社製品について、ユーザーになる候補の人たちに売り込みをするのではなく、利用者がユーザー目線で紹介してくれるメリットがあります。また勧められる側も製品やサービスの良さをアピールされる中で、疑問に思った事などを質問できるのでより販売の促進に繋がりやすいです。
MLM企業の会員になって製品やサービスを利用して紹介をする活動をする人達をディストリビューターと言いますが、ディストリビューターとして成功するにはいくつか意識しておいた方が良い事があります。まずは法令を遵守するという事です。マルチレベルマーケティングは自分が紹介した場合だけでなく、自分が勧誘した人を経由して成約が発生した時にも報酬が発生します。そのため無理に商品を買いこませたり、勧誘した人に無理な勧誘活動を強いるトラブルが多く発生した事で特定商取引で規制されています。
特定商取引法で規制されていると言っても活動自体は合法で、法令を遵守して活動すれば問題ありません。また口コミで商品を紹介していく中で、気をつけるべきは相手が望んでいない勧誘は行わないという事です。いくら良い製品を紹介しても相手が望んでいなければ、成約に繋がらないどころか評判まで落としてしまうからです。また製品やサービスに関する細かな内容は事実を告知して、決して事実でない事を相手に事実であるかのように話してはいけません。
