2017年12月29日金曜日

口コミを鵜呑みにしてMLM企業を見ても本質は見えません

最近はよくMLM企業についての口コミを見ることがあります。そのような口コミの多くは特に取るに足りない感情的なものがほとんどです。
理論的にMLM企業の内情を記しているものはまず見ないといっても良いです。何しろ口コミをしている動機がいわば嫉みの類なのだからこうなるのはしかたがありません。特にMLM企業の販売員に知人や友人がなって成功していた場合には、この感情が抑えがたいものとなって口コミ投稿という行動になると考えられるます。
MLM企業のシステムが分かればこうしたことに意味がないことが分かるはずです。何しろそのシステムはこれまでの日本にはなかった画期的なものといってもいいぐらいに凄いものなのです。MLM企業のシステムの一番の特徴は完全な成果主義ということにあるわけです。ここで完全といったことに意味があります。何故かというと、これまでの日本の会社のシステムが不完全な成果主義だったからです。
何しろ成果主義といいながらその成果を上司が評価するわけだから、これが完全な成果主義であるわけがありません。ある上司の評価は高く、ある上司の評価は低くなる。これは当然です。そうなればこれを完全な成果主義と呼ぶことが出来ないのは当然です。完全な成果主義というのは上司のような存在が関係ない状態のことです。これがあるので、MLMの企業の販売員はあっという間に高額な報酬を貰うことが出来る者も出てくるというわけです。
別に不思議なことでも何でもない、多くの商品を売ったら多くの報酬が貰えるというただそれだけです。こうなったのは、これまでの日本の会社のシステムにあるわけです。日本の会社のシステムでは上司が部下を育てるという名目のもとに常に部下の功績を搾取する手段を考えたわけです。それが評価システムということです。そのため、部下がどんなにすごい成果を出しても上にかすめ取られるので、すぐに多くの報酬をとることが出来ないのです。