MLM企業のマルチレーベルマーケティングといってもピンと来ない方が多いのではないかと思いますが、例えばある商品を購入した人が販売員となって、実際その商品を使用してみて良いと判断したら、口コミをしてまた別の人に販売していくという構造が基本です。
当然、販売員は売り上げが多ければ多いほど報酬をたくさんもらうことが出来て、さらに紹介した人の売上げ額からも報酬をもらうことが出来るので販売員となった人は必死に勧誘活動をします。また口コミの勧誘活動によって、さらに下の人が増えれば増えるほど高収入を得ることができるようになります。
そのようなことから、勧誘行為の執拗さなどで消費生活センターに相談が相次いだことによって違法なのかという問題がありましたが、あくまで連鎖販売取引として定められている規制を破ることがなければ、違法となることはありません。しかもこの販売形態は、店舗を持たなくて良いというメリットがありますし、宣伝広告費も口コミで販売するため必要ないので、販売にかかってくるコストを比較的抑えることで利益が出やすいのです。
大手企業などはしっかり店舗を構えても利益が出るかもしれませんが、これから発展して行くであろう企業は店舗を確保したところで利益が出なければ何もなりません。そういった点でも新しく開発した商品であったり、より良いものをよりたくさんの人に知ってもらうためには、このようなMLM企業として進めていくことで活路が見えてくるのではないでしょうか。人はわからないものに対して怪しむという所があります。でもいつの時代も新しいものを受け入れていかない限り発展というものはありません。口コミが拡大することによって大手企業の人からすると脅威になるかもしれないから排除しようとするかもしれません。でも消費者としては、より良いものを提供してくれる企業こそ良い企業であると思えるものなので良いものであれば応援したいです。
